DARK SKYなぜ久美浜の空は暗いのか
星がよく見える条件はシンプルで、空が暗いこと。URI京丹後がある久美浜町神谷(かんだに)は、かつて「神の谷」とも呼ばれた谷あいの集落で、久美浜湾と小さな山々に囲まれています。稲作を中心に暮らしが営まれてきた土地で、夜になると人工の光がほとんど消える。谷の形が周囲の町の明かりをさえぎって、空だけが残ります。
京丹後市は、海と山にはさまれた暗い空を活かして、丹後海と星の見える丘公園(弥栄町)のような星空観賞の場所も持っている地域です。夏には天の川が肉眼で見える。宿から車で足を伸ばさなくても、駐車場に立って見上げれば、同じ空があります。
そして、サウナのあとの身体で見る星は、少し違います。火照りが残った肌に夜の空気が触れて、頭はまだ冴えている。4/12で書いた「深くリラックスしているのに頭は冴えている」状態で見上げる星空が、パンフレットの言う「満天のおもてなし」です。
HOW TO星空さんぽの手順
所要時間の目安: 準備5分、目が慣れるまで10分、あとはご自由に
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アプリを入れてスタンバイ
星座アプリ「Star Walk 2」をダウンロードします(無料)。iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playから。部屋のパンフレットの二次元コードからも。Wi-Fiのあるうちに、夕方のサウナ待ちの時間に入れておくのがコツ。
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外に出て、夜空にスマホをかざす
アプリを起動して、右上のカメラのアイコンをタップ。カメラに映った夜空に、ARで星座が描き出されます。スマホを動かすと、その方向の星座を追いかけてくれる。
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画面を消して、10分待つ
一度スマホをポケットに入れて、暗さに目を慣らします。人の目は暗い場所で10分ほどかけて感度が上がる。最初は見えなかった細かい星が、だんだん増えていきます。
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もう一度かざして、答え合わせ
いちばん明るい星にスマホを向けて、名前を確かめる。木星や土星が混ざっていることも。見上げる、確かめる、また見上げる。これが星空さんぽ。
SEASONS季節で変わる、谷の上の星
| 季節 | 見つけやすい星 | 探し方 |
|---|---|---|
| 春 | 北斗七星、アークトゥルス、スピカ | 北の空のひしゃくの柄をのばした「春の大曲線」。オレンジのアークトゥルス、白いスピカの順 |
| 夏 | 天の川、夏の大三角(ベガ・デネブ・アルタイル)、さそり座のアンタレス | 頭の真上に大三角、南の低い空に赤いアンタレス。天の川は月のない夜に目を慣らしてから |
| 秋 | ペガススの四辺形、アンドロメダ銀河 | 東の空の大きな四角形から北東へ。アンドロメダ銀河は肉眼で見える最も遠い天体(約250万光年) |
| 冬 | オリオン座、冬の大三角(ベテルギウス・シリウス・プロキオン)、すばる | 空気が澄んで、1年でいちばん星が多く見える。ただし寒いので外気浴の直後は短めに |
月の満ち欠けも大事です。新月の前後1週間は空がいちばん暗く、星の数が最も多い。逆に満月の夜は細かい星は減りますが、月明かりで谷全体が青白く見えて、それはそれで歩きたくなる夜です。アプリに月齢も出ますから、着いた日の夜にまず確かめてみてください。
NIGHT MODEスマホで星を撮る、5つのコツ
- 固定する。手持ちは必ずぶれます。手すり、椅子の肘掛け、地面。スマホを置いて、セルフタイマー3秒で。
- ナイトモード/天体撮影モード。iPhoneは暗い場所で自動的にナイトモードになるので、露出時間を最長に。Androidはカメラのモードから「夜景」や「天体撮影」を選ぶ。
- フラッシュは切る。画面は暗く。フラッシュは星には届かず、目の暗順応を壊すだけ。画面の明るさも最低に。
- 前景を入れる。星だけの写真は、どこで撮っても同じになります。古民家の屋根、蔵の梁、納屋の柱、ふたりの影。URIの星にするのは前景です。
- ピントは「無限遠」。遠くの明るい星か、明かりのついた窓にタップしてピントを合わせてから、空に向ける。


